札幌エリアの魅力は、市街地からのアクセスが良くカヌーツアーの開催率が高いところ。開催場所の"定山渓"は、札幌駅から南西に車で約1時間の距離にある温泉郷で、渓谷がゆえに風の影響を受けにくく欠航になることが少ないため人気があります。

カヌーが開催中止となる主な理由は、強風と増水。風を遮る木々が少ない湖・海でのカヌーは、強風の影響で中止になる事がしばしばあります。その点、定山渓は、風の影響を受けにくいため、開催率が高くカヌー操作がしやすい開催場所です。また、定山渓の湖"さっぽろ湖"は、人造湖でダム(=定山渓ダム)があるため、増水する事は少なく、そこから流れる豊平川(とよひら川)も比較的水量が安定しています。開催率・アクセスの観点で、旅行日程が立てやすく予定の崩れる事が少ないのは、札幌エリアならではの魅力です。

定山渓は、四季折々の美しい景色と温泉で名高い渓谷。カヌー開催場所の豊平川(とよひら川)・さっぽろ湖では、春は桜、夏は万緑、秋は紅葉、冬は雪化粧など四季折々の景観を楽しめます。特に秋の紅葉は北海道内随一の美しさで温泉宿も多いことから、10月上旬～下旬には北海道内外問わず多くの観光客が訪れる人気の温泉郷です。

また、定山渓の美しさは、色鮮やかな山々だけではありません。渓谷そのものの美しさも魅力的で、豊平川の両端に悠然とそびえたつ断崖、その断崖と断崖にかかる橋など、渓谷ならではの猛々しくも美しい風景は、定山渓の見どころの1つです。渓谷でカヌーが楽しめる場所は、広大な土地を持つ北海道といえどもそう多くはありません。橋の上からではなく、渓谷の下から見る雄大な自然を体験できるところが、定山渓カヌーの魅力です。